最近の自転車用ダイナモライトの進化に腰を抜かした話
最近の自転車用ダイナモ式 LEDライトが本当に凄い。
という内容だけの為にブログを開設するのもどうか……と思いつつ(というよりも自分がコンスタントにブログを更新できる程マジメな性格ではない)とんでもなく驚いたのでブログにしたためてみる。
というのも、今使用している自転車の前輪には「フロントハブ」と呼ばれるライトの発電を行う為の機構が組み込まれているのだが
この錆だらけのオンボロ前輪画像を見て分かるように、経年劣化によってコードが千切れ、端子の差し込み口も粉微塵になり、無事その機能を失ってしまった事が発端である。
基本的に移動は自転車を使うようにしているが、当然夜間の走行においては一定の照度基準を満たしたライトを取り付け、点灯させる事が義務付けられていることなど今更言うべきもない。
が、上記の通りフロントハブが逝ってしまった事により、取り急ぎ別の取り外し可能なライトをハンドルに付ける必要が出てくる。
そしてこのハンドル用のライトの耐久性があまりよくなく、知識も然程ない事から適当なライトを買っては壊し、また買っては壊し……と、安物買いの銭失いという諺が大変しっくりくる無為な自転車ライフを過ごしていた。
「フロントハブを直せばいいじゃない!」
本当にその通り。私も最初はそう思った。
しかしこのフロントハブ、壊れた場合は前輪丸々全とっかえで対応するケースが殆どであり、その費用が安くても万超えとわりかしバカにならない……というのが実情である。
ハンドルのライトは壊れやすい、しかしフロントハブもイカれたまま……というジレンマを抱えた状況で、ふと見かけたのがこの
https://www.rinei-web.jp/product_detail/?cid=242&pid=2645
丸善(MARUZEN) Mag Boy [MLC-1] LED 発電ランプ
である。
この手のライトは画像における黒の回転部分をタイヤに押し付け、それを動力にライトを点灯させる仕組みであるが、それ故にペダルを漕いで前進する際の負荷が増える事がネックとなる。
実際私もそれを嫌った結果、先述のフロントハブ付き自転車を購入し、フロントハブ亡き後もハンドル用のライトを取付け、使用する事で騙し騙し凌いできた。
しかしこの耐久性に欠けるハンドル用のライトをいつまでも買い換え続けるのも
いい加減アホらしいわ……
と思い、腹を括る思いでこのMLC-1とこれを取り付けるためのブラケットをAmazonで購入した次第である。
商品到着後、紀元前に私が使用していた自転車に取り付けられていたライトと比べ
・電球式からLED式に
・回転部分が金属からゴムに
・タイヤドライブ式とリムドライブ式が選択可能に(後述)
等の点が従来のそれと大きく異なっており、進化が窺える。
そして気まぐれにゴムの回転部分を手動で回してみたところ
軽くない????????????????
と、大きな声が出た。固定観念が壊れた瞬間である。
MLC-1はほんの少しの回転で十分な光量を放ち、これは流石に事情が違ってくるぞとニッコニコで取り付けを行う。
元々この自転車にはハブダイナモ式のライトが取り付けられていたこともあり、本品を取り付けるためのブラケットが別途必要となったが、作業において難しい工程は殆どなく、未成年でも問題なく換装可能であろうと感じた。
また本品を取り付ける際、ブラケットの位置によって黒いゴムの部分をタイヤに接触させるか(タイヤドライブ式)、現在ブレーキゴムが当たっている金属部分に接触させるか(リムドライブ式)を選択できるため、リムドライブ式の方が音が静かやで〜というインターネッツ情報を基に、リムドライブ式で取り付けを行った。作業結果は以下画像の通りである。
(実際にこのライトが光っている様子は、スマホのながら運転になってしまう都合上、撮影出来ず……)
取付け後の夜に早速自転車を走らせてみたところ、漕ぎ出しのみ若干0.3段速程度の負荷増加を感じたものの、走り出してしまえばライトをONにしている事を忘れる程度に通常走行時との差異を感じられなかった。回転時の音もほぼ無音に近いものであり、光量も十分。
こんなに素晴らしいことあるんだ……
と、フロントハブが壊れた瞬間これを取り付ける判断に至らなかった自分の見識の狭さ及び先入観がもたらす呪いを悔やむとともに、爆裂快適な自転車ライフの再来を喜んだのである。
ダイナモ式LEDライト、最高!!!!!!!!!!!!!!
・MLC-1
https://www.amazon.co.jp/dp/B007K48E9S/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_M2M7XTAMEE8PB35R57TT
・MLC-1取付け時に用いたブラケット